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■命と引き換えに彼女が教えてくれた事
前回の日記の続きです。
愛犬・ヤヤが肺癌を患い『余命一ヶ月』と診断されてから、私たち家族は残された時間、いったい彼女に何をして上げられるのか・・・
その第一優先として、まずは痛みや苦しさから救ってあげたいと考えるのではないでしょうか。
我が家も当然の如く彼女の苦痛を和らげてあげることを最優先に考え、ステロイドを始め、医師が処方する考えられる薬を与え続けました。
しかし肺癌という病気は、痛みはおろか、呼吸をすることすら困難にさせてします病気です。
当然のように呼吸をすることにも苦痛を感じるようになり、酸素ボンベテントへ入れたりもしましたが、24時間寝ることも出来ず座り続け、彼女は苦痛に耐え続けていました。
【安楽死を選択した本当の理由】
『それは愛犬・ヤヤの苦しむ姿をこれ以上見続けることが出来なかったのではなく、愛する家族(父、母、妻)をこれ以上苦しめたくはなかったからなのかもしれません』
こんな理由をここで述べれば、多くの愛犬家の皆様から批判を受ける覚悟は出来ております。
しかし、1日、2日、1週間と日に日に苦しむ愛犬とともに家族全員も睡眠時間を奪われ、日に日に体が弱っていっていく様子が私には手にとるようにわかりました。
私だけなら何日でも寝ずにでも看病する心構えでしたが、年をとった両親までもがこのままだったら身体を壊してしまうと感じたのです。
父は「これは運命だから」と一向に決断をする事を拒否し続けました。 兄は「安楽死は反対だな」と申しておりました。
兄は別の場所に住んでおります。 母はただただ「任せる」と・・・
私はこのままでは家族の誰かが(母)身体を壊すと判断し、彼女を病院に連れて行き安楽死をさせました。
獣医から「看取りますか?」と聞かれ、私はうなずき、もっとも愛する彼女を抱きかかえながら最後を看取りました。
今こうしてこの日記を書いていても、溢れてくる熱いものを押さえることが出来ないくらい心の底から彼女を愛していました。
しかし誰かが辛く憎まれるであろう決断をしなければならならなかった。
動物を家族として迎い入れた瞬間から、この日が来ることはある意味覚悟しておかなくてはなりません。
事故などで命を落とすより、ある意味寿命を全うし、病に倒れるのであれば幸せなことなのかもしれません。
あれから6年が経った今年の3月。 彼女は愛する大将を救ってくれました。
あの日の辛く悲しかった出来事をしっかりと受け止め、歩んでこれたお陰で、彼女は私に大将に出来た5ミリ弱の癌を「ここにあるよ」と教えてくれたのだと思っています。
もしあの時の悲しみを「運命だから仕方ない」と背を向け逃げだしていたら、きっと私は同じ過ちを犯し、大将を失っていたと思っています。
彼女が命に代えて教えてくれたこと・・・
私はもう二度とあの時味わった悲しみや後悔はしたくありません。
だから毎日この子達をしっかり見つめ、会話をし、少しの異変や変化を感じ取ってあげたいと思っています。
ヤヤちゃん、大将を救ってくれて本当に本当にありがとう。
君が残してくれたこの大切な大切な宝物をいつまでも大切にするからもう少し虹の橋でかあちゃんと待っててくれよな。
PS・大将が癌と闘った闘病日記です。 良かったら一度覗いてみてください。
http://www.yakyujin.net/taisyou.top.html
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