TraveL with Dog vol04
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18Summer 2016photo_Hiroyuki Omori text_Akira Inagaki健康じゃなくちゃ、旅にも行けない。すべては「食事」から。中村貴徳(以下、中村) 「愛犬との旅行」の仕事をしていて、強く感じていることがあります。それは「健康」。常に健康を保つことが大切で、その土台となるのが「食事」だと考えています。そこで、日本国内で唯一、フリーズドライの食事(総合栄養食)を販売するK9ナチュラルジャパンさんに、お話を伺いに来ました。私は、飼い主が「大切な子どもなんです」と言いながら、フードを選ぶ際に10キログラム1、000円の商品を選ぶことに違和感を抱いています。スティーブ・コリンズ(以下、スティーブ)価格だけではなく、ワンちゃんの好き嫌いでフードを選んでいる方も多いですね。でも、ワンちゃんは人間の子どもと一緒で、任せていたら好きなものしか食べない。親が栄養のことを考えて、選んであげるべきです。中村 その通りだと感じます。私は常々「犬の寿命は飼い主が決める」と考えていて、食事や健康に気をつかっています。でも、それができている飼い主が少ないのはなぜでしょうか?スティーブ それは、日本のペットフード業界が、マーケティングビジネスの場だからでしょう。フードの選択について、迷われている飼い主さんは、年々増えています。でも、現状、パッケージの原材料表記などに厳しい規定がない状態で、品質に関して管理されていない。大手メーカーが出しているから良いものというわけでもないため、飼い主さんもどれを信用していいのかわからないのでしょう。コリンズ美由記(以下、美由記) 現状は、原材料が海外でも国内で加工していれば「国産」と表記されてしまいますし、重量順に表記しなくてはならないという法律もありません。中村 これもマーケティングビジネスの弊害だと思っているのですが、野菜はヘルシーで健康によく、肉は体に悪いというイメージも植えつけられている気がします。本当は、肉は野菜よりも消化がよくて、太りにくいのに…。美由記 「生肉を食べさせても、大丈夫なんですか?」って心配される飼い主さんもいますね。スティーブ 犬は肉食│歯を見れば、わかりますよね(笑)。穀物を多く使えば、ペットフードは安くつくれます。ワンちゃんも与えられれば食べますし、ある程度の栄養もあるので、すぐには病気にならない。売れるので、それが日本のペットフードの主流となっていったのでしょう。でも、それは〝ただ生きるための食事〞。私たちは、生きるだけでなく〝元気に生きがいをもって過ごすための食事〞をつくっています。中村 K9ナチュラルのドッグフードは原材料の90%以上が肉類となっていますね。一瞬、野菜=健康という時流に逆行しているように感じるけど、そうではない。スティーブ 使っている原材料はニュージーランド産のもの。肉は、穀物や成長ホルモンなどを食べさせた牛や羊などではなく、放牧で栄養たっぷりの牧草しか食べていない牛や羊などです。最近の研究で解明されていましたが、放牧で牧草しか食べていない牛は、オメガ3やオメガ6の数値がよく、栄養価が高いようです。中村 ニュージーランドは、空気も水も

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