TraveL with Dog vol04
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09Summer 2016室は、小上がりのお座敷スペースがあるくつろげる和風リビングに、寝心地の良いベッドを配置した寝室など、60平方メートル以上(月見台は含まない)のゆったりとした広さ。大きな窓の向こうには月見台が広がり、解放感のある造りになっている。 2つの特別室と6つの離れは、すべて間取りが異なり、それぞれ異なった趣を備えている。2回、3回とリピートするたびに、部屋を変えて宿泊するのも、楽しいだろう。 愛犬家が気兼ねなく安心して過ごせるよう、リニューアル時には、さまざまな工夫を施した。畳の代わりにスウェーデン製の特殊な床材「BOLON」が敷かれ、上質な和の雰囲気を演出するとともに、愛犬が滑ってしまうのを防止。防水性もあるので、水などをこぼしてしまっても慌てずに済む。板の間も、同じように滑り止め加工が施されているほか、壁には傷や汚れに強いウッドパネルの腰壁を設置し、コンセントも愛犬が届かない高い位置に配置。障子や襖、座布団にも高強度で防水性のある素材が使用されている。 高級旅館の心地よさと雰囲気を維持したまま、愛犬と過ごしやすくする配慮の深さは、すでに富士、箱根、福島の羽鳥湖高原に愛犬と泊まれる宿を展開するレジーナリゾートならでは。さらに、旅の荷物が少なくて済むようにと、ケージなど犬用のアメニティも完備するなど、愛犬家の迎え入れ態勢は万全だ。客6室の離れとふたつの特別室で、上質なおもてなし。特別室 茜13121/旅館の入口の前にクルマをつけて、チェックイン・アウトできる。 2/特別室のお食事処は2階にあり、見晴らしがいい。座敷タイプでくつろげる。3/千尋の月見台と露天風呂。夜には月の光が大海原と大島を照らし出す。Regina Resort Izu MurinAKANE月見台からはもちろん、客室の中からも大島を浮かべる相漠灘の雄大な眺望を愉しむことができる。夕刻には茜色の空がゆっくりと藍色に変わり、夕日が天城の山々を染めながら沈みゆく光景を堪能することができる。離れ はぎHAGI奥から2つめにある離れ。ほかの客室の露天風呂の浴槽がヒノキの中、唯一、十和田石の浴槽を設えている。十和田石は、濡れると薄青く艶を出す特徴があり、ヒノキとは異なった趣がある。本館に近い、離れの2室である「このはな」と「もみじ」。相模灘を望む月見台の、三角形に付き出た場所に露天風呂が配置されていて、よりプライベート感が高い温泉タイムを過ごすことができる。日本庭園の中を伸びる雑木林の一番奥にひっそりと佇む離れ。離れの中でも、ひときわ静寂に包まれており、大きな寄付きやリビング、月見台が、疲れをやさしく解きほぐしてくれる。離れでは、食事は本館1階にある個室で楽しめる。離れ つわぶきTSUWABUKI離れ このはな/もみじKONOHANA / MOMIJI

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