TraveLWithDog vol08
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荷物扱いになってしまうのが現状。 もう1つの荷物扱いの時の流れ。自身の入国手続きが終わったら、動物検疫所に出向き自身で手続きをすることになる。扉の向こうには愛犬がいて、ケージの中で早く外に出してと訴えているのだが、簡単には終わらないこともある。手続き自体は機内持ち込みの場合と同じなのだが、馴れない英語に戸惑ったりしていると時間がかかることもある。長い時間のフライトで寂しい思いをしているので、時間がかかるとワンちゃんがかわいそうになる。これはエコノミー利用の場合。 ビジネスやファーストクラスになると少し事情が違う。すべてを航空会社のスタッフがやってくれる。手続きやワンちゃんを運ぶのも全部お任せのサービスだ。 検疫手数料は165ドル。クレジットカードか現金で支払いできるが、できれば現金のほうがおすすめ。カードは読み取り機の問題などでトラブルになることもありがち。現金ならすぐに支払いは終わり、ワンちゃんに会えるまでの時間も短くなる。 検疫の所要時間はだいたい15〜30分だが、他にも検疫を受けている動物がいれば時間のかかることもある。さらに特に注意したいのが到着時間。フライト時間によっては、その日のうちに大切な愛犬を引き渡してもらえないこともある。 もちろん自分ですべての手続きをおこなってもかまわない。ただ検疫の手続きを不安に思う人は、サポートしてくれる会社を探すのがおすすめ。愛犬の入国条件に不備があると最悪の場合は、ワンちゃんが滞在中ずっと動物検疫所に留め置かれることもありえるので。安心できるサポートがあればハワイの旅は快適に楽しく始まる。犬と一緒にあこがれのハワイに到着。いろいろな手続きが必要だったけど、あとは思いっきり旅を楽しむだけ。すぐにでもビーチに出掛けて海を満喫して…、となればよいのだが、実はその前にもう1つ手間のかかることがある。 それは飛行機が空港に到着した時のこと。人間は通常通りの入国手続きなのだが、ワンちゃんには「検疫」が必要になる。つまり検疫所に出向き、チェックを済ませた愛犬を受け渡してもらわなければならない。この手続きが意外と面倒なのだ。 検疫の手続きは大まかに分けて2つのルートがある。 1つはワンちゃんを機内持ち込みにした場合で、もう1つはワンちゃんが荷物室でフライトした場合。それぞれにかかる手間と時間が若干違う。 まず機内持ち込みの時の手続きの流れ。ハワイ便で愛犬の機内持ち込みが可能な大韓航空の場合は、空港に到着すると航空会社のグランドサービススタッフが案内してくれる。動物検疫所のカウンターに行き、現地の検疫官に書類を見せる。検疫官は犬種などを確認するので検疫手数料を払えば手続きは終了。比較的スムーズに進み面倒な手間は少ない。しかし、いまのところ愛犬の機内持ち込みができるのは大韓航空のみで、犬種などにも制限がある。多くの航空会社では愛犬がTWD 代表取締役社長米国法人 Honolulu Dog Concierge inc.President中村 貴徳氏Takanori Nakamura(株)トラベル・ウィズ・ドッグ[ 検疫に関するお問い合わせ ]ホームページのお問い合わせフォームからお問い合わせください。当フリーペーパーのバックナンバーをホームページからご覧いただけます。QRコードを読み込んでください。http://www.travelwithdog.com/検索トラベル・ウィズ・ドッグハワイを満喫する前に、まずやらなければならないことクリアしなければいけない検疫の手続き20Summer 2017愛

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